こんにちは!下僕ども!前回ご好評いただいた、仕事のミスを絶対になくす方法の後編になります。前回の記事では、ワーキングメモリーについて詳しく解説しました。まだ読んでいない方は、こちらから是非チェケラー👇
今回の後編では、コミュニケーション方法に焦点を当てたいと思います。
- 伝えたつもりが伝わっていなかった…。
- 指示通りに行動したつもりが、間違っていた…。
なんてことになってしまったら、せっかくのコミュニケーションが全てが水の泡、泡泡過ぎて第32回全国水の泡award受賞してしまいますよね。
私たちは普段どのようにコミュニケーションをとっているのかを深掘りながら、様々な人と上手く取れるようなコツを紹介していきたいと思います!
コミュニケーションキャッチボールではない!
「コミュニケーションはキャッチボールである」
「相手の受け取りやすいボールを投げましょう」
といったアドバイスが行われたりしますが、これはコミュニケーションについて誤解を生み、結果的にコミュニケーションミスを誘発する原因にもなっています。実は、「コミュニケーションはキャッチボールでない」と考えたほうがよいんですよね。
たとえば、こんな会話、
ねえみのる!聞いてよ!
昨日ね、渋谷で呑んだんだけど、
とっても楽しかったんだあああああ°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖
へえ、そうなんだ( ˙-˙ )
何を飲んだの?
スピリタスにスピリタスを割って飲んだよ!
へえ、三ツ矢サイダーみたいで美味しそうだね( ˙-˙ )
ふふふ( ¯﹀¯ )
( ˙-˙ )
真顔やめてくれない☺️
さて、マイケル須藤はどんな感じで呑んでいたのを想像しましたか?
ムーディーな照明で落ち着いた暗い感じでしょうか?
それとも内装にこだわった味わい深い感じでしょうか?
それともDJブースやプールがあったりして…?
この会話では以下の点が省略されていますね。
- 時間帯(朝?昼?夜?)
- 正確な場所は?(渋谷のお店?友人などの自宅?)
- 何が楽しかったのか
…etc
具体的な時間や場所、誰と一緒だったかなどの詳細が省かれていましたが、特に問題なく会話を成立させることができます。
というよりも、全ての情報を言葉にしていたら長くてだるいので、普通この辺は(相手に聞かれない限り)省略しますよね。
ただ、個人的にはオチが何もなかったので、つまらなくて終始真顔だったよ( ˙-˙ )その辺をもうちょい考えるべき!
今回は「面白い話をする」って言うテーマじゃないからそれは諦めて〜。てかどうゆう目線w
先ほどマイコー須藤が色々省略したとしても、みのるは「三ツ矢サイダーみたいで美味しそう」というセリフを返すことができました。
これはみのるが「渋谷」「呑み」「スピリタス」の単語が自分の知識や経験の中にあり、それらをを今までの経験を元に状況を想像し、(実際には伝えられていない省略部分を)自動的に補完できたためです。
「三ツ矢サイダーみたいで美味しそう」というセリフが正しい返しかどうかは一旦置いておいてw
ただ、問題なく会話が出来るとはいえ、同じ会話でも双方が思い浮かべるイメージは異なりやすく、特に「渋谷で飲んだ」みたいなイメージが抽象的だとやはり限界があります。私たちの記憶や経験が違うのでね。
このようなイメージの違いは日常会話では意識されることは少ないですが、仕事においてはこのイメージの差が誤解の大きな原因となってきます。
他の例で例えば、(会話のキャッチボールがあるとして)自分は「野球ボール」を投げているつもりでも、実は相手にとっては「バレーボール」として受け取ってしまっているようなものです。このような認識の違いがコミュニケーションミスの原因となります。
従ってコミュニケーションはただのキャッチボールではないと理解し、自分が当たり前と思っている認識が相手に伝わっているかを意識的に共有・確認することが重要です。
そうすることで、スムーズなコミュニケーションが実現できます。
さて、コミュニケーションミスを防ぐためには具体的にどうすればいいのでしょうか?
自分の記憶と他人の記憶は違うと思って接すること
人はそれぞれ異なる背景や経験を持っているため、同じ出来事や状況に対しても、異なる記憶や感じ方をするものです。この違いを理解し、相手の立場や感じ方を尊重することは、人間関係を円滑にするための基本的な姿勢と言えるでしょう。
相手の立場になって考える、か!
そうそう!例えば、夜型の人と朝型の人では、1日の時間感覚が大きく異なります。夜型の人にとっては夜が活動的な時間であり、朝はゆっくりと過ごしたい時間かもしれません。一方、朝型の人にとっては朝が一日のスタートであり、夜は早めに休む時間となるでしょう。このような違いを無視して、自分の都合や時間感覚だけで相手に要求をすると、相手はストレスを感じるかもしれません。
例えば相手が朝方であれば、要求やお願いをする際には早めに伝えるなどして、相手の時間感覚やライフスタイルを考慮するなどことです。また、その際には相手が理解しやすいように、具体的な理由や背景を伝えることで、相手の理解を得やすくなります。
また、これは時間感覚だけでなく、文化や価値観、経験など、さまざまな違いにも当てはまることです。相手の違いを尊重し、理解しようとする姿勢は、相手との関係を深めるだけでなく、自分自身の視野も広げることに繋がります。
意識の矢印を相手に向ける
人とコミュニケーションを取る際、単に言葉の表面だけを捉えるのではなく、その背後にある感情や記憶、背景を理解することが、真のコミュニケーションの鍵となります。言葉には、その人の過去の経験や感じたこと、考えていることが詰まっています。その深層を感じ取るためには、相手の記憶や感情に意識的にアプローチする必要があります。
この「意識の矢印を向ける」とは、相手の言葉や行動の背後にある心の動きや背景を感じ取ろうとする姿勢を指します。これにより、相手の本当の気持ちや考えを理解し、より深いコミュニケーションを実現することができるのです。
主観ではなく、客観的になる必要がありそうね…!
また、無知の姿勢も大事です。無知の姿勢は自分が全てを知っているという先入観を捨て、常に学ぶ姿勢を持つことです。相手のことを前提や偏見なく受け入れ、真摯に向き合うことで、相手の本質や真意を探ることができます。この姿勢は、相手との関係をより深く、信頼関係を築くための基盤となります。
人とのコミュニケーションにおいて、相手の言葉の背後にある記憶や感情に意識を向け、無知の姿勢で相手を受け入れることは、相手との関係を深めるための重要な要素であると言えるのよね。
相手の「答え」ではなく、「応え」を聞けるようにする
コミュニケーションには、言葉だけでなく、表情やしぐさなどの非言語的な要素も含まれます。「答え」と「応え」の違いを意識するとこは大事です。
- 「答え」→具体的な言葉での返答を指す
- 「応え」→その背後にある感情や意図を含むもっと幅広い意味を持つ返答
ただ言葉を交わすだけでなく「応え(=相手の気持ちや背景)」を感じ取れるようになると良いでしょう。具体的には相手の記憶や経験をよく理解する、いかに相手の視点になれるかが大事です。
- 共通の時間を多く共有する
- 相手のことをたくさん知る
- 様々な本を通していろいろな人の心情を経験する
相手とのさまざまな話や活動を共有することで、相互理解が深まり、良好なコミュニケーションが実現されます。
まとめ
まとめるとこんな感じですね。
1. コミュニケーション=キャッチボールではない
コミュニケーションはただのキャッチボールではないと理解し、自分が当たり前と思っている認識が相手に伝わっているかを意識的に共有・確認すること。
2.異なる記憶と感じ方の尊重
人は異なる背景や経験から、同じ出来事に対しても違う記憶や感じ方を持つのでこの違いを理解し尊重すること。
3. 意識の矢印を相手に向ける
言葉の背後に隠れた感情や経験を理解するために相手の心の動きや背景を感じ取る「意識の矢印を向ける」姿勢が大事。
4. 相手の「答え」ではなく、「応え」
ただ言葉を交わすだけでなく「応え(=相手の気持ちや背景)」を感じ取れるようになると良いでしょう。具体的には相手の記憶や経験をよく理解できるように努めましょう。
コミュニケーションは単なるキャッチボールではないということを忘れずに、潜在記憶との関係を意識してコミュニケーションを進めていくことが大切です。相手との共通の経験を増やしたり、意識的に情報を共有する努力をすることで、より円滑なコミュニケーションが実現できるでしょう!
この物語は一部フィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません
終
制作・著作
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みのる
コメント
こないだコミュニケーション水の泡泡awardで泡風呂した私にとってとってもタメになる内容すぎて、渋谷のバーでひとり三ツ矢サイダーを白湯で割って飲んだわ。大変美味でござった。
あわわわわわわわわわわわわわわわ